アーユルヴェーダ〜白湯デトックス法・白湯の作り方

まず白湯とは何か?

一般的な白湯とは、沸騰した水、またお湯のことです。
この場合の白湯とは、一般的なお湯と違い、沸騰したお湯に火を止めず、約15分〜20分を沸騰させ続けたものを言い、さらにデトックス効果があると言われています。

では、なぜ白湯でデトックスができるのでしょうか?

例えば、お皿についた油汚れ。冷たい水で洗うよりは、お湯で洗った方が落ちますよね。
じゃあ洗剤を使おうと。確かに洗剤を使ったら、水でサササっと漱ぐだけで、油や汚れがすぐ落ちそうにみえますね(洗剤のコマーシャルはそうやっています笑)。しかしながら、今度は洗剤がどうでしょう?ちゃんと落ちたのでしょうか?もっと大量の水を使ってしっかり洗わないと、逆に目に見えない薬剤がお皿についたまま、見た目が綺麗になっていても、実に危険かもしれませんね。
お湯を使えば、油や汚れ、洗剤までに綺麗に落ちるし、殺菌効果もあります。新しく購入した食器や長く使ったまな板など、定期的にお湯で殺菌したりすることは、お湯が目に見えない菌まで綺麗にしてくれます。

さて、お皿に乗せていた美味しそうなものたちはどこに行きましたか?
それは私達の体の中ですね!つまり食事をした後の体は、油や汚れがいっぱいついたお皿のようと言っても過言ではないでしょう。

じゃあその汚れはどうやって落ちるの?もちろん人間が本来持つ素晴らしい内臓機能の働きかけや、新陳代謝などで、内臓を綺麗な状態に戻そうとしています。

ただしどんなものを食べ、どんなものを飲んでいるかにより、内臓機能の働きと新陳代謝のレベルは全然違ってきます。
特に現代のストレス社会では、内臓機能が低下している人も少なくないでしょう。
また間違った情報から流行りの肉食をするなど、たっぷり栄養を取って元気になろうとはしているけれど、実は消化しにくい食べ物は体内で燃やせないゴミのように蓄積され、内臓についたままで、ガンなど病気の元になってしまいます…

食事のし方や食べ物の選び方などありますが、まず白湯を習慣的に飲むことで、お皿をお湯で綺麗に洗い流すように内臓を洗い、デトックス効果につながると同時に、内臓を温めることで内臓機能の働きかけ消化処理のサポートをしてくれます。

また、アーユルヴェーダでは、三大要素 “火、水、風” があります。
人間の体はこの3つのバランスが取れた状態で健康体でいられると言われています。
白湯は、水を火にかけて沸騰した泡で空気(風)も入り、三大要素が入った素晴らしいバランスのものです。
だから飲むと体が喜ぶのですね。

以上、白湯デトックスとなります。皆さん、お分かり頂けましたでしょうか?
実践してみれば、個人差はあると思いますが実際に体でその変化を感じると思うので是非試してみてください。
またご感想も常にお受付けております^_^

最後に白湯の飲み方、効果をご紹介させて頂きます。

1.
アーユルヴェーダの白湯の作り方は、ただお湯を沸かしたものではなく、最初に蓋を閉めて強火で沸騰させ、それから蓋をあけて、外の空気と触れさせながら、泡が出るような状態で中火か弱火で沸騰させ続けます。
最初の水の量の1/2まで、例えば1Lの水を500mlまで沸かし続けることで、アーユルヴェーダの白湯になります。

この沸騰して半分になった白湯は、普通のお湯よりは、薬膳効果があって、飲むと健康な時には予防効果があり、体が弱った時にも効果的です。
正確には1/2までですが、量が測れない時には15分〜20分沸かせば、効能が出ます。

2.
出来立てのアツアツの状態で飲まず、一旦飲みやすい温度になったら飲みましょう。
やけどに注意!お口だけでなく、喉や食道も熱すぎるものを入れると乾燥もしやすいので気を付けましょう。

3.
一度作った白湯を保温性のある水筒などで保存し一日飲めるようにしましょう。
冷めたものを水として飲んでもいいでしょう。
ただしもう一度火にかけたり電子レンジで温めたりすることは避けましょう。

白湯を飲んで病気知らずに!
白湯は様々な効果があります。

・冷え性
内臓を温まり、血流がよくなり、基礎体温がアップし、体の内から外までポカポカ。

・リラックス
胃腸の働きをサポートし自律神経が整えられ、体のアンバランスを改善してリラックスができる体作りをサポートしてくれます。

・肩こりや腰痛を緩和
血流の循環をよくすることで緊張状態から解放され、リラックスしやすく、固まった筋肉が緩めるようになります。

・腸内環境を整える
白湯で内臓が温められ腸の働きが活発的になり、便秘の改善ができて、腸を綺麗に掃除してくれます。

・デトックス、ダイエット、美肌
便秘が改善され、溜まった老廃物を排出し、体の内側から綺麗になり、輝きのナイスボディ、ナイススキンになります。

・花粉症改善
白湯で基礎体温が高まることで免疫力がアップし、ウィルスから守り、花粉症を緩和してくれることも考えられます。

・がん予防
消化しにくい栄養素が内臓に着くのを防ぎます。

白湯は味がないから飲みづらいと思うあなた、色んなアレンジもできますよ!

レモン、生姜、ミント
花茶、フルーツティ、紅茶

以上全て相性抜群です。

※ただ、はちみつはお勧めしないです!
はちみつも合いそうだとお思いでしょう。
はちみつ湯などよく目にしますが、実ははちみつは熱を加えると毒素がでて、変質してしまうからです。
アーユルヴェーダの古典書にも書かれていますが、はちみつを加熱すべきではないとのことです。

以上、今回と前回の記事で、白湯について詳しくご紹介させて頂きました!

是非皆さん白湯習慣を身につけ、病気知らずの体作りを楽しんでしていきましょう!

Kon(^_-)-☆

My lunch with レモン白湯♡

やかんを使って白湯!