春眠(しゅんみん)

春とは正確にいつからいつまでか、皆さん分かりますでしょうか。

今年は、春分の日から始まり、夏至の前までとなります。(2019年 春 3月21日~6月20日)

春の季節は、日が伸びて暖かくなる一方、花粉やウィルスが活発になり、花が冷えて凍ってしまうように寒暖が不安定です。

私達の体にもこの影響をもたらし、様々な症状が出やすい時期です。ですので、春の生活は無理せず慎重に行いましょう。

さて、前回の記事で触れたアーユルヴェーダから考える春というのは、どういうものなのでしょうか?

アーユルヴェーダでは万物のバランスをとるため、主に三大要素(トリドーシャ)があります。

それは火(ピタ)、風(ヴァータ)、水(カパ)です。このトリドーシャは、人間の身体の中だけではなく、一日の時間の流れの中にも存在しますし、一年の季節ごとにも存在します…

不思議に思うかもしれませんが、季節の違いによって、気温や旬のもの、万物の状態は全て違い、私達の身体が季節ごとに影響され、変化も感じられます。季節がそれぞれ違う要素を持っているということです。

三大要素(トリドーシャ)をいかにバランスを取れるかにより、健康でいられるかどうかに深く関わってきます。これについてまた次回詳しくご説明させて頂きます。

春のテーマに話を戻すと、アーユルヴェーダのトリドーシャの中では、カパが著しく強い時期です。

水のように、涼しいイメージがあるのと同時に、重い、冷たい、ゆっくり、ジメジメ、ネバネバしているイメージもあります。

このカパの特徴を増大すると、眠い、重い、だるい、消化力が落ちる、むくみ、新陳代謝が悪いなど現象が出てきます。

先ほど書いたように春の季節は、熱くなったり寒くなったりと気温差が激しく、生命が蘇ると同時に花粉やウィルスが繁殖されやすいため、私達は身体を守るために、さらにエンジンがかけられた状態になっています。

それにカパ要素がプラスされた環境で、重だるく感じたり息苦しくなったり、色んな不調を訴える方が少なくないです。

なぜこうなっているのか、身体の症状の原因が分かれば、それに合った対策方法を見つけてきちんと対応していけば、スムーズ過ごせられますね。これがアーユルヴェーダの知恵です。

(続き春の過ごし方)

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遠い昔の古代から、春眠暁を覚えず

という詩句は、人々に伝えられ、愛されてきました。

それはぐっすり眠った体が朝方になっても気づかないという我々の春の季節での状態を、よく表現しています。

ただ、孟浩然(もうこうねん)は、優雅な詩人であり、生き生きとした美しい表現ができていますが、きっと本人はなぜ春にはこうなっているのかが分からなかったでしょう(笑)